暴雨郵便局

E27 · C

観測所の土曜日

土曜日も当番のあなたへ

土曜日の観測所には、当番の人しか残っていません。この手紙は1987年、ソ連北部の宇宙施設のそばから届きました。銀灰色の蝋引き紙の封筒に、見出しは精密な青の等幅書体。ところがその横に、ワインレッドの手書きの飾り文字で土曜日と添えてあります。青緑色のパンチカード風の欄、線刻の望遠鏡、小さなサーカスの切符、あたたかな黄土色の軌道図。

ある詩人は、天文学者の講義に座っていられなくなり、そっと抜け出しました。「私は顔を上げ、完全な静けさのなかで星を見つめた。」——ウォルト・ホイットマン『学識ある天文学者の話を聞いたとき』(1865年)

平日は数字を正確に合わせなければなりませんが、土曜日は合わせなくていい。ようこそ。観測所でしばらく腰かけて、何も測らず、ただ眺めて、それから手紙を一通。

勤務を離れて、同じ星空の下で

暴雨郵便局

1987年・プレセツク

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