E35 · A
トルコ石の蛇倶楽部
ターコイズの扉を押して入ってきたあなたへ
1920年の秋、メキシコシティの通りにはマリーゴールドが並びはじめ、死者の日のろうそくとコパルの香の煙が、街角を漂っています。封筒は手漉きのターコイズ色。木版風の英字の題字が、蔓のように一文字ずつ絡み合っています。黄土色とコバルト色の面で組み立てた女性の肖像の小さな図、まだ描かれていない壁のための下絵のような赤土色の筆の帯、それらを蛇のような枠が囲んでいます。隅にはクリーム色の印刷所の伝票。
十七世紀、メキシコシティの修道女で詩人だったある女性は、ソネットにこう書きました。「美しいものを私の知性の中に置くこと、私の知性を美しいものの中に置くのではなく。」——ソル・フアナ・イネス・デ・ラ・クルス、ソネット『世界よ、なぜ私を追うのか』(17世紀末)
クラブとは、まず美しいものを胸の中に置こうとする、数人の人のことかもしれません。ようこそ、どうぞ中へ。絵の具はまだ溶いている最中で、手紙もまだ書かれていません。急ぎません。
蛇は戸口の上で待っています
暴雨郵便局
1920年秋・メキシコシティ