暴雨郵便局

M03 · C

空白の申告

申告のためにいらしたあなたへ

暴雨郵便局へようこそ。この手紙は1913年の資料室から出されました。炭色の活版のスラブ・セリフの題字が、温かな色の資料用紙に押され、書式の欄は一本一本、正確に引かれています。光にかざすと、窓格子の影が空押しされているのがわかります。指先と斜めの光だけが読める印です。角には赤土色の斜めのタブが一枚。

「氏名」の欄も、「申告するもの」の欄も、空白のままにしてあります。手ぶらの人のために、ある詩人はこう言いました。「私は誰でもない!あなたは誰?あなたも——誰でもないの?」——エミリー・ディキンソン『私は誰でもない!あなたは誰?』(1891年)

格子の隅には、灰青色の小さな鍵が一つ描かれていて、ちょうど書式全体の錠を外す位置にあります。申告するものがなくても大丈夫。そのままの姿で入ってください。書きたくなったら、私たちが受け取ります。

申告なし、書くことは山ほど

暴雨郵便局

1913年・資料室

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