M04 · A
黄金の庭
庭へ足を踏み入れたあなたへ
暴雨郵便局へようこそ。この手紙は1913年、ある箱の中から出されました。箱の中には、庭が育っています。英文の題字は鞭の先のようにくるりと巻いて、ヤドリギの枝へ絡みつき、紙は温かなクリーム色の手漉き。縁には細かな石版刷りの葉と種のさやが並び、小さな虎縞の紋章がうっすら押されています。この手紙の金色は、午後の日ざしが葉の上で休んでいる色です。
虎をうたった詩人は、こう書き出しました。「虎よ、虎よ、燃えさかるように輝く、夜の森の中で。」——ウィリアム・ブレイク『虎』(1794年)
ここでは、金色が手を温めてくれます。疲れたら、この庭に少し座っていってください。葉に雨が降っても、かまいません。書きたくなったら、私たちに書いてください。
陽だまりとともに
暴雨郵便局
1913年・箱の中の庭