暴雨郵便局

M07S · A

新しい世界へ

荷物を提げたあなたへ

暴雨郵便局へようこそ。これは過渡期の手紙で、日付は書いてありません。旅の途中では、暦を見ないからです。軽やかなクリーム色の旅の郵便用紙に、旅人の大きなイタリックの書体が、美しく、そして肩の力を抜いて書かれています。その下には青緑の海岸の地平線の銅版画、薄いラベンダー色の経路線は行き先を指し、桃色の荷物札が脇に貼られ、機関の印が押された小さな転送ラベルが一枚。ひと息ついてください。空は広いのです。

テニスンは、もう一度旅立とうとする老いた航海者のためにこう書きました。「さあ、友よ、新しい世界を探すのに、遅すぎることはない。」——アルフレッド・テニスン『ユリシーズ』(1842年)

急いで着かなくていいし、行き先を先に決めなくてもいい。荷物をしばらく下ろして、手紙を一通書いてください。転送は、私たちが引き受けます。

どうか空が広いままでありますように

暴雨郵便局

年月不詳・旅の途中

追伸 桃色の荷物札の裏は空白です。あなたの行き先のために取ってあります。

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