M12 · C
炉の火を絶やさずに
炉の火を守っているあなたへ
暴雨郵便局へようこそ。帰り道にある、一通の手紙。1920年の暮れ、あたたかなクラフト紙の封筒に、抒情的な銅版体の題字、隅には深緑の村の窓の絵がひとつ小さくはめ込まれ、錆色の民族織りの細い帯、亜麻糸で結んだクリーム色の野帳ラベル、そのかたわらには刻まれた麦の穂が数本あります。
外は風が出て、雪も強くなってきました。ある詩人は、そんな夜に炉端に座ってこう書きました。「嵐は霧で空を覆い、雪の渦を巻き上げる。ときに獣のように吠え、ときに子供のように泣き、ときに古びた屋根の藁をふいにざわつかせ、ときに遅れてきた旅人のように、私たちの窓をたたく。」——アレクサンドル・プーシキン『冬の夕べ』(1825年)
では、この手紙をその遅れてきた旅人にしましょう。窓をたたいたら、戸を開けてください。炉の火がまだあるなら、それで十分です。
残り火が絶えませんように
暴雨郵便局
1920年末・ドン川流域