暴雨郵便局

E27 · B

星々のあいだのサーカス

テントの入口に立つあなたへ

ご来場のみなさま、どうぞお席へ。今夜の出し物は、1987年の寒い日、ソ連北部の宇宙施設のそばで開幕します。テントの天井には星図が吊られています。

封筒はクリーム色の紙。弧を描く基線の太いスラブセリフの大文字が、ポスターの出し物名のように躍ります。環をつけたターコイズ色の惑星、ワインレッドの大テントが描く軌道の弧、金色の星図、ミシン目の入った切符の角。刷りは少しずれ、石版のインクは濃淡があって、それがかえって愛らしいのです。

軌道の上では、すべてが軽くなります。曲芸師も。逆説を好んだある作家は言いました。「天使が飛べるのは、自分自身を軽く扱えるからだ。」——G・K・チェスタトン『正統とは何か』(1908年)

まじめなことは計器に任せて、この手紙の中では、役者のように、自分を少し軽く扱ってかまいません。どうぞ入ってください。席はどこでも。雨でも幕は下りません。

幕間にお会いしましょう

暴雨郵便局

1987年・プレセツク

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