暴雨郵便局

M05S · B

遠くからの信号

受信機のそばで待つあなたへ

暴雨郵便局へようこそ。この手紙は、科学研究の郵便物の姿をしています。淡い灰色の紙に、青緑のシルクスクリーンの軌道図。見出しは等幅の文字をぐっと引き伸ばして、まっすぐに張った信号線のよう。タイプライターで打った書き込み、ワイン色のパンチカードの帯、青い金属色の紙留め。数十年前の研究資料室の空気をまとっていますが、年はどこにも書かれていません。

パスカルは夜空を見上げて、落ち着かない一文を書き残しました。「あの果てしない空間の、いつまでも続く沈黙が、私を怯えさせる。」——ブレーズ・パスカル『パンセ』(1670年)

私たちは、どの手紙もあの沈黙への小さな返事だと思いたいのです。遠くから信号が届いても、急いで返さなくてもいいのです。まず耳をすまして、雨音が背景に退いたころ、書いてください。

どうか信号が澄んでいますように

暴雨郵便局

年代不詳・資料室

追伸 パンチカードの穴は飾りです。解読の必要はありません。

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